一般社団法人 日本インドア・グリーン協会
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植生誌
このコーナーは、(社)日本インドアグリーン協会員で東京グリーンサービス事業協同組合理事長の田中耕次氏が、熱帯・亜熱帯を巡り執筆された『熱帯植物巡礼』−室内植物の原産地を訪ねて−から抜粋したものです。
植生誌バックナンバー
■第三回 スリランカ(2)
 崖に真白い果実を先端につけ下垂しているのは、ヤコウカ(Cestrum nocturnum)である。 この熱帯アメリカ原生のナス科植物は夜になると芳香を放ち、庭園樹、香料植物として、全世界に広がっている。ここにあるものはおそらく、鳥によって種子が運ばれたものであろう。すでに周囲の植生に同化して違和感はない。よく間違えるのは、この夜香花と夜来香(イエライシャン)で、それらは同一の物と思っている人が多い。往年の女優山口淑子(李香蘭)に歌われ、戦時中の大ヒット「夜来香」とともに青春を過ごした方々には、懐かしい植物だが、歌で知っているだけで実際の植物を知っている方はまずいないため、名も似ていて夜になると香りを放つことから取り違えられているのである。

ニクズク
ヤコウカ

 元祖本家の 「夜来香」はガガイモ科の蔓性植物で、華南地方が原生地。和名ウスイロカズラ(Telosma cordata)である。葉は対生し、葉身は広卵型から長楕円形で、長さ6.5から9.5cm、幅4から8cm、先端は尖っている。花は散形状集散花序で葉腋につき、多いものは30個ほどつく。花冠は黄緑色で五裂、多肉質である。花は薬用にされ、結膜炎に効く。また芳香油に利用され、今はアメリカ、ヨーロッパでも栽培されている。

つづく
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