一般社団法人 日本インドア・グリーン協会
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このコーナーは、(社)日本インドアグリーン協会員で東京グリーンサービス事業協同組合理事長の田中耕次氏が、熱帯・亜熱帯を巡り執筆された『熱帯植物巡礼』−室内植物の原産地を訪ねて−から抜粋したものです。
植生誌バックナンバー
■第三回 スリランカ(4)「この木何の木」
 Great Lawn (芝生広場)は、よく刈り込まれた芝生が広大に拡がる小さなゴルフ場顔負けの空間で、なだらかな起伏の低地部にかの有名な日立グループの宣伝に登場した初代「この木何の木」が鎮座している。現地ではジャワ・フィグと呼ばれているが、要するにベンジャミンゴムノキ
(Ficus benjamina)である。
 この巨木の枝張り面積は約1,600m2(約500坪)、主幹は目通り約6m、巨大な大蛇を思わせる枝が無数に放射され、先端は地面に着くのを防ぐため、竹の支柱で支えられている。
 立て看板の説明では樹齢約100年ということだが、高温多湿の熱帯では驚くほど成長は早い。成長の過程において周囲に競合する物がないために、傘状に広がった樹形はベンジャミンゴムノキの成木の樹形の標本というべきか。
 疵陰樹としての標本としての役割もあり、強烈な太陽を避けて、数十人の若者や学生が集まっている。ここは敬虔な仏教徒の国で独身の男女の交際もつつましく、個々の特定カップル行動は謹まれ、昨今の日本のような見苦しいカップルはいない。

つづく


ベンジャミンゴムノキ
ベンジャミンゴムノキ

ベンジャミンゴムノキの大蛇のような枝
ベンジャミンゴムノキの大蛇のような枝

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